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2006年05月08日(月)

保険会社との交渉術

年初に当社の管理物件(賃貸マンション)が火事になりました。
全面タイル張りのビルの南面は焼けたり、焦げたりで真っ黒。ベランダの金物やエアコンの室外機は溶けてしまっていました。幸いに死傷者は出ませんでした。

管理会社として、まず考えたのは入居者の事とビルのオーナーさんの事。

入居者に対しては、被害を確認して今後の対策を迅速に伝えました。火事が原因で退去者が増えることが一番怖かったので管理部長は付っきりで入居者対策に奔走していました。理解ある入居者が多かったので予想よりもなんとかなりました。

オーナーさんに対しては、一刻も早くビルを元通りに復旧すること、ただ一点です。店舗総合の建物保険に加入していました。A○U保険会社でした。
消防署でもらった罹災証明書を提出し、保険会社派遣の鑑定士との交渉が開始しました。
こちらの工務店の復旧工事見積金と鑑定士の認めてくれる金額の差はなかなか詰まりませんでした。私と同じ年の鑑定士で、話し易く、ある程度こちらの話も聞いてくれましたが最終的に1000万円くらいの開きがありました。
その時点で自分だけの力ではこれが限界だと思い、不動産コンサルティングの福田社長に相談しました。福田氏は鑑定士と保険会社担当者と順番に交渉し、見事に1000万円の差を埋めました。見事な交渉術でした。具体的なことは書けませんが、両者の利害関係と相手の一番痛いところをつっついての結果でした。決して強引な裏技を使ったわけではありません。脱帽でした。
彼は元々建設会社の管理職で建造物の知識が私ら不動産屋とケタ違い。巧みな専門用語で相手を翻弄していました。

それどころか、最終的には質権設定者の○○ックスの担当者の協力も得、ほぼ全額の保険金を勝ち取りました。

自分の無力さを感じましたが、それよりも保険会社に対する交渉方法を実体験とともに勉強させていただきました。福田社長ありがとうございました。

保険会社・鑑定士ともに、こういう案件の交渉のプロ。彼らに正攻法で交渉しても100%の結果は難しい。使えるものはすべて使って、絶対引かない強い気持ちで交渉する。又、こちらの主張を押し付けるぐらいでちょうどいいのがよくわかりました。

ビルも綺麗になり、後は健全運営の管理をしていくだけです。

いやあ、今回は本当に勉強になったし、いい経験が出来ました。不動産屋と云えども建物管理を業務とする上で、建設・建築の知識は絶対必要だと痛感しました。

リクルート発行 Be-ing関西WEB特別版「関西エグゼクティブサイト」の取材を受けました。
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投稿者 賃貸 大阪 : 2006年05月08日 00:33

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